宇治病院の歴史

宇治病院の始まり

あじろぎ会の歴史昭和21年4月16日。敗戦直後の社会情勢下、生活困窮者を救済する目的で、旧陸軍の施設である「財団法人共栄会」の残余財産を基金に、軍の技能者養成学校を改修して開設したのが宇治病院の始まりです。

当時、建物は一部が木造の2階建て、病床数は20床で、職員は20名。施設の不備や狭隘、老朽化を職員たちの熱意で補い、生活保護患者さんの優先的取扱いや、生活困窮者への低額診療に重きを置きつつ、地域住民の保健衛生に努めてきました。

社会福祉法人宇治病院が誕生

開設当初の経営母体は財団法人でしたが、社会福祉事業法の制定に伴い、昭和27年に社会福祉法人に組織変更し社会福祉法人宇治病院が誕生しました。

その後、4度にわたる建物の増改築を経て、病院規模は253床まで拡張し、平成元年には老人保健施設を併設、平成13年には笠取に特別養護老人ホームを開設するなど、事業領域の拡大を図りつつ、社会福祉法人として地域医療や福祉に必要な体制を整えてきました。

その後、法人運営について紆余曲折があり、その末に平成26年11月に㈱地域経済活性化支援機構の再生支援を受けて、社会福祉法人宇治病院は幕を下ろし、新たに設立された社会福祉法人あじろぎ会が全ての事業を承継し、再出発することとなりました。

宇治病院 100年、150年続く組織を目指して

社会福祉法人あじろぎ会宇治病院は、新たに「利他の心を以て 関わるすべての人の幸福を追求し 地域の医療と福祉に貢献する」という理念を掲げ、これまで通り、宇治病院を中心に、平成老人保健施設(老健・デイケア)、笠取ふれあい福祉センター(特養・ショートステイ・デイサービス・ケアハウス)、在宅事業(ケアプランセンター・訪問看護・訪問リハビリ・福祉用具)を展開し、地域に根差した社会福祉法人となるべく、地域の皆様から必要とされる存在になれるよう、これからも100年、150年続く組織を目指して取り組みを進めてまいります。

あじろぎ会の歴史

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