どのような病気を診る診療科ですか?
脳神経内科は、頭痛、めまい、痺れをきたすいろいろな病気、意識がなくなり手足を震わせるけいれん発作、財布・自宅のカギ・車のカギなどの大切な物の置き場所を忘れる認知症、急に手足が動かなくなる運動麻痺や言葉を話せなくなる脳卒中、パーキンソン病や脊髄小脳変性症などの神経難病の診断・治療を内科的に行う診療科です。
このような病気は、大脳・小脳・脊髄などの中枢神経、末梢神経、神経と筋肉をむすぶ神経・筋接合部、筋肉の異常で出現します。また、病状によっては脳神経外科、あるいは精神科に紹介します。
入院が必要な場合、当院には一般病棟、障害者病棟、医療療養病棟がありますので、病状に応じた入院診療ができます。
地域に密着した診療科として、標準的な診療水準の維持と診療のレベルアップに努めたいと思います。
認知症、ものわすれ外来
2022年9月より毎週水曜日の脳神経内科の外来にて、ものわすれ外来を始めます。
認知症には、アルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症など様々なタイプがあります。
また、ビタミンB1・B12・葉酸の欠乏や甲状腺機能低下が引き起こすケースもみられます。
諸検査を実施し、正しく診断した上で、処方内容などを検討してまいります。
当院には、認知症学会の専門医・指導医が在籍しておりますので、ものわすれが気になる方がおられましたら、お気軽にご相談ください。
※紹介状なしでも結構ですので、あらかじめ診察予約をお願い致します。出来る限り、お付き添いの方と一緒にご来院ください。
パーキンソン病外来
パーキンソン病やレビー小体病は、高齢者に多い病気です。手足のふるえ、ちょこちょこ歩き、足がすくむ、加速歩行して止まれない、転倒を繰り返す、動きがにぶく時間がかかる、筋肉が固くなって動かしにくい、食べ物や水分が飲み込みにくい、字を書くと小さくなる、幻視(見えない人や虫がみえる)、頑固な便秘が続くなど多様な症状があります。ただし発症初期には症状の一部しかみられず、気づきにくいこともあります。高齢化に伴い患者様の数も増えてきております。
最近では色々な薬が出てきています。当院ではパーキンソン病やその関連疾患(進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、多系統萎縮症など)の診断・治療、お薬の調整、病状悪化時(動けなくなった、誤嚥性肺炎など)の当院での入院加療・リハビリテーション、脳神経内科専門医による在宅訪問診療を行っています。
在宅訪問診療の導入により、これまで施設入所や転院を繰り返していた方が在宅で過ごせるようになるケースもあります。患者様を中心として、切れ目なくスムーズな治療を提供できるように各部署が連携を行っています。また難病医療の申請や介護保険の申請などの社会的支援のご相談にも乗っています。
当院では、2名の脳神経内科専門医が診療にあたっていますので、お気軽にご来院ください。
※紹介状なしでも結構ですので、あらかじめ診察予約をお願い致します。
宇治病院代表電話:0774-32-6000
診療予約受付時間:月曜日から金曜日 13:00~16:00(土曜日・日曜日・祝日除く)